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- (Eudora-J 1.3.8.5(J13) README) 1995,2,14
-
- Eudora-J 1.3.8.5(J13) は 1.3.8.3 以前に起きていたエラーに対処したものです。
- 改行を含めて256バイトの行(ヘッダ、本文とも)があるメッセージを受信したとき
- にエラーを起こす機種がありました。また、detect ESC のプラグインを使用してい
- る場合に、BinHex あるいは uuencode されたものを含むメッセージを受信した時に
- 場合によっては文字化けが生じていました。本バージョンはこれらに対処したもの
- であって、全てのエラーに対処したものではありません。
- ついでに、いくつかのダイアログでのインライン入力が可能となっています。
- (256バイト行のバグを発見していただいた seki@atc.yamatake.co.jp さんに感謝)
-
- ※※※ Eudora-J について ※※※
- (eudora-README.srcより転記)
- The Eudora software, source code, and manual are Copyright (c) 1989-1992 by
- the University of Illinois Board of Trustees. Parts are Copyright (c)
- 1992-1993 by Qualcomm, Inc. Permission is granted to copy both the software
- and the manual, provided no charge is made beyond reasonable reimbursement
- for duplication and handling costs, and provided that this notice is
- retained in all such copies.
- (転記終わり)
-
- Eudora-J はフリーウエアです。コピーの配布については、営利目的での販売は禁
- 止されていますが、コピー配布にかかる費用(ディスク代とか郵送代、etc.)以内
- の額を受け取ることは認められています。配布の際には、パックされているもの全
- てを配布していただくようお願いします。(注-1)
- また、アプリケーションの使用に関しては、営利目的の活動をおこなっている企業
- であろうとなかろうと関係なく使用できます。ただし、Eudora-J を使用して生じた
- 結果や被害に対して私はなんの責任も負いません。(注-2)
-
- (注-1)
- 利益を目的とした書籍やCD-ROMに含めるときには Qualcomm社の承諾をとったのちに
- nakata@asics.co.jp へ連絡してください。
-
- Eudora-J はマッキントッシュ用 POPクライアントプログラムです。
- オリジナルは Steve Dornerの Eudora 1.3.1で、Eudora-Jは公開されたソースを元
- にして THINK Cェ 4.05 へ移植し、日本語対応にしたものです。
- その後、私が機能追加をおこなったものですので、Eudora-J は Qualcomm あるいは
- Steve Dornerの関知しないところです。バグレポート・要望は nakata@asics.co.jp
- または eudora-question@taiiku.tsukuba.ac.jp 宛にメールでお願いします。
- 現バージョンは、Quadra800,KT7.1,MacTCP 2.04/CTB 1.1,THINK Cェ 7.04 で開発し
- たものです。
-
- 従来の問い合わせアドレス eudora-j@asics.co.jp は、Eudora-Jの操作ミスによる
- 間違いメールが多いため閉鎖しました。このアドレスでは Eudora-J の最新バージ
- ョンなどの自動返信はされません。Eudora-J の情報は、これまでと同様に
- eudora-j-info@asics.co.jp となります。問い合わせアドレスはアバウト画面にも
- ありますが、nakata@asics.co.jp です。旧バージョンの「電子メール設定」ファ
- イルを使い続けている場合、 eudora-j@asics.co.jp が受取人名簿に入った状態に
- なっています。操作メニューの「受取人名簿から削除」で eudora-j@asics.co.jp
- を選び、これを削除してください。
- また、Eudora 1.3.1 のマニュアルを日本語訳したもの(兼Eudora-J 1.3.3J7マニュ
- アル)に関する質問は eudora-question@taiiku.tsukuba.ac.jp 宛へメールを出し
- てください。
- この日本語マニュアルの入手は、Nifty Serve の FMACPRO のライブラリから、また
- は日本国内の anonymouse ftp サイトから入手可能です。
- ftp://ftp.u-tokyo.ac.jp/pub/Mail/eudora
- ftp://ftp.geophys.hokudai.ac.jp/pub/mac/network/eudora
- fto://ftp.pu-toyama.ac.jp/pub/Mac/net/eudora
- ftp ができなくても ftpmailを使ってInternetメイルで入手することもできます。
- Q & A スタックもあるはずです。
- Eudora-Jについて問い合わせる際には、これらのマニュアルやこのReadMeに書いて
- ある内容を熟読の上でお願いします。
-
- 本ソフトウエアの開発にあたりアップルコンピュータの協力に感謝いたします。
-
-
- ※※※ Eudora-J の今後について ※※※
- Eudora-J 1.3 の満1歳の誕生日をもって Eudora-J の開発を一応終了するとの宣言
- を 1994.5.29 の v1.3.5(J10)版でしてから半年が経過しました。新たなアプリケー
- ションとして生まれ変わることなく、最近になってから J11,J12版 のアプリケーシ
- ョンをリリースしましたが、このJ13版は J12版に若干の変更を加え、付属ファイル
- 全てをパックしなおしたものです。
- Eudora-J の今後については未定です。新しいアプリケーションになるかもしれませ
- ん。 === (Eudora-J 1.3.8(J13) README) 1994,11,20 ===
-
- ※※※ ドネーション方法 ※※※
- これまで私がおこなってきた Eudora 1.3.1 の日本語化の作業や機能追加の労力に
- 対して善意の寄付を希望される場合には、喜んでこれをお受けいたします。
- 方法は以下のいずれかでお願いします。
- (1)
- 銀行振込:さくら銀行 神戸本店営業部 (店番 500) 普通口座 7272423
- 中田 了 (ナカタ サトル)
- (2)
- 図書券・商品券等の送付
- 〒655
- 神戸市垂水区本多聞 4-5-308-301
- 中田 了
-
-
-
- ※※※ 英語版 Eudora 1.3.1 との相違について ※※※
- ●デフォルトで使用するファイル名
- オリジナルの英語版Eudora 1.3.1でデフォルトとなっているメールボックスファイ
- ル(Eudora-J では書簡箱ファイルと言う)などは、日本語化したEudora-J 1.3.5
- のものとは多少異なっています。デフォルトで使用するファイル名の違いは、
- Eudora 1.3.1 Eudora-J 1.3.5
- In 受信簿
- Out 送信簿
- Trash ゴミ箱
- Eudora Settings 電子メール設定
- Eudora Nicknames 電子メールニックネーム
- Eudora Folder 電子メールフォルダ
- となっています。プラグインファイル「original file names」を使用するとオリジ
- ナルのファイル名を使用することができます。
-
-
- ●アイコンバーの変更
- 送信メッセージ編集用ウインドウの上部に、諸設定をおこなうアイコンバーが表示さ
- れますが、このアイコンの形状、数、操作方法が変更されています。
- 左から、
- ・優先度のポップアップ 変更なし
- ・署名 印鑑のアイコンになりポップアップメニューで署名綴
- りを選択できます。アイコン部分だけのクリックでし
- たらメッセージに選択されている署名綴りの署名を追
- 加するか否かの切り替えとなります。署名を追加する
- 場合はアイコンにチェックマークが付きます。
- ・ワードラップ アイコンが若干変更になっただけ
- ・タブ アイコンが若干変更になっただけ
- ・コピーを送信簿保管 アイコンが若干変更になっただけ
- ・テキストもBinHex変換 アイコンが若干変更になっただけ
- ・MIME MIMEの単独アイコンにしました。漢字変換が何であれ
- MIMEヘッダのオン/オフを設定できます。
- ・オプション びっくりマークのアイコンを追加しました。このアイ
- コンはポップアップになっており、「配達証明付き郵
- 便」と「半角カナを通す」のオプションを指定するこ
- とができます。どちらかのオプションが指定されてい
- る場合、アイコンにチェックマークが付きます。
- 「Quoted-Printable」と「Base64 encoding」の機能は
- まだ使用できません。
- それぞれの機能の詳細については、マニュアルおよび以下の項目を参照ください。
-
-
- ● Eudora-J の漢字変換について
- Eudora-J の漢字変換は、メッセージにJISコードが使用されているものとしておこ
- なっています。
- マッキントッシュで使用している漢字コードが SJIS ですので JIS<-->SJIS 変換
- が基本となっています。
- ・受信時
- Eudora-J 1.3.8は POPサーバーからメッセージを受信する際にストリーム中
- に下記の文字列がある場合に変換を施します。
- ESC-$-@、 ESC-$-B または ESC-$-(-B の文字列があると、これに続く
- 文字列を JIS漢字コードと判断し SJISコードへの変換をします。
- ただし、 ESC-(-J または ESC-(-B の文字列があらわれた時点で漢字変
- 換を終了します(JIS-->SJIS 変換)。この JIS-->SJIS 変換の時に ESC
- 文字がシステム(主に海外でのマシン)によっては欠落したり ^ と [ の
- 2文字になったり、あるいは ¥,1,B の3文字になったりすることがありま
- すが、このようなメッセージの受信も可能となっています。(プラグイン
- ファイル「detect ESC」を使用します。ESC 文字の変換パターンの追加を
- 「detect ESC」に施すことも可能ですが、その際に、1パターンは9文字
- 以内の制限となっています。「detect ESC」を使用しない時は、この機能
- は働きません。)
- また、MIME変換に対応しており、受信メッセージのヘッダや本文にMIMEエ
- ンコードされている文字列があれば、これを自動的にデコードします。具
- 体的には、「中田 了」は =?ISO-2022-JP?B?GyRCQ2ZFRCEhTjsbKEI=?= の
- ようにBタイプのエンコードとなりますが、これを 中田 了 に戻しま
- す。文字化けではありませんので、このような文字があるメッセージを受
- 信されても問い合わせはご遠慮ください。(^^) =? と ?= に挟まれた文
- 字列が判断の目安になるでしょう。Eudora 1.4 から発信された日本語メッ
- セージでは、Qタイプでエンコードされたヘッダや本文になっています。
- 受信時の漢字コード変換は、JIS-->SJIS 変換が基本ですが、SJIS または
- EUC漢字コードのメッセージを受信した場合も読めるようにしています。つ
- まり、受信したメッセージで使用されている漢字コードが JIS,SJIS,EUCの
- どれであるかを自動判別するようにしてありますが完璧ではないでしょう。
-
- このような変換をおこなったメッセージを書簡箱に格納します。このため、オリ
- ジナルの英語版では可能なunix側の ~/mbox と入れ替えて使用することは、ヘッ
- ダ部分に漢字を含んだメッセージとなるので不具合を起こすかもしれません。
- 本文についても同様で、マック側ではメッセージはSJIS コードと変換されてい
- ます。
-
- ・送信時
- Eudora-J からメッセージ送信時の漢字コード変換のデフォルトは SJIS-->JIS
- となっています。2バイトコードへの切り替えは、ESC-$-B、1バイトコードへ
- の切り替えは、ESC-(-B となっています。1バイトコードとして JIS Romanし
- か理解できない電子メール利用者へ Eudora-J からメッセージを出すにはSTR#
- リソース ID=1000のString 89 を B から J に変更するかこれに相当する STR
- リソース ID=1089を使ったプラグインファイルを使用してください。これによっ
- て1バイトコードへの切り替えは、ESC-(-J となります。プラグインファイルは
- KT7.1では初期設定フォルダ内へ、System6.0Xではシステムフォルダへ入れてか
- ら本ソフトを起動することによって利用可能となります。
- From:,Subject:,To:,Cc:,Bcc:に日本語が使われている時で、「MIMEヘッダ変換」
- がオンになっているときはこれらのヘッダをISO-2022-JPのB形式でエンコード
- します。
- EUC、SJIS漢字コードのメッセージ送信については、STR#リソース ID=1000 の
- String 81 を EUC または SJIS という文字列に変更することで可能ですが、
- このようなメッセージがインターネットへ出ていかないようにしてください。
- 組織内での標準使用漢字コードが JIS以外であって、インターネットへ出る段
- 階で漢字コードの変換をおこなっているようです。
- なお、現在の漢字コードが何になっているかはアバウト画面でわかるようにし
- てあります。
- ・漢字変換,MIMEヘッダ変換,半角カナオプションと送信メッセージの関係について
- 送信メッセージの本文部分は指定の漢字変換がなされて送信されますが、ヘッダ
- 部分に違いがあります。デフォルトはMIME・オン,半角・オフです。それ以外は
- 日本語を含む場合インターネットメッセージとしては不適当なものとなりますの
- でローカルサイト内での使用に留めるか、インターネットに出るまでのどこかで
- ISO-2022に変換する必要があります。
- MIME・オン MIME・オフ 半角・オン 半角・オフ
- JIS 漢字変換 1,3 2,4 6 5
- EUC,SJIS変換 1,4,8 2,4 7 7
-
- 1.ヘッダに日本語がある場合、そのヘッダをMIMEヘッダ変換をして送信する。
- 半角カナの文字もMIMEヘッダ変換されるので送れる。
- 2.ヘッダに日本語がある場合、そのヘッダを指定の漢字変換して送信する。
- 3.MIME-Version: 1.0 のヘッダがつく。
- 4.MIME-Version: 1.0 のヘッダはつかない。
- 5.Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp のヘッダがつく。
- 6.Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp のヘッダがつかない。
- 7.半角カナオプションのポップアップメニューアイテムを選択できないし、
- Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp のヘッダがつかない。
- 8.STR# ID=8800 の String 6 で Content-Type: text/plain; charset=X- が定
- 義(最初の文字がスペースの場合は除外される:デフォルト)されていれば
- MIME-Version: 1.0 のヘッダとともにつきます。X-EUC,X-SJIS ともに当事者
- どうしでプライベートに使用するものです。どちらの漢字コードもインター
- ネットメッセージとしては不適当なものですので、もしインターネットに出て
- 行くものであれば、ローカルサイト内のどこかで漢字変換を施すことになるの
- でしょうが、その際に本文だけではなく、このヘッダも変更されなければヘッ
- ダでの宣言している本文の文字セットと実際の文字セットが異なることになり
- ます。この漢字変換とヘッダの書き換えをおこなわないサイトではcharset=X-
- を付けないほうが良いと思います。1.3.8(J13) では、これを選択できるよう
- にしました。
-
- *charset=iso-2022-jp を理解できなくてメッセージを読めないリーダを使って
- いる海外の方へ、英文のみのメッセージを送る場合は半角カナに相当する文字を
- 使っていようといまいと半角カナオプションをオンにすると良いでしょう。 JIS
- 漢字変換以外の漢字変換を使っている場合は半角カナオプションのオン/オフは
- 関係なくなりますが、8bit目が立っている文字は結局は届かないと思われます。
-
-
- ●ワードラップについて
- オリジナルでは、ワードの区切りをスペースで判断しています。Eudora-J では全角
- 文字が含まれている行の場合、ワードラップ位置(デフォルトでは76文字)で改行を
- 挿入します。ただし、この位置が全角文字の2バイトコードの中間であった場合はそ
- の一文字前のところで折り返されます。このような仕様のため、もし76文字目が1バ
- イトローマン文字であっても単語の境を考慮せずに改行が挿入されてしまいます。
- 行中に全角文字がない場合はオリジナルと同様の動作をします。ワードラップ位置は
- STR# ID=7400,String 19 で変更可能です。
-
-
- ●リソースの変更について
- メニューやダイアログ等の表示を日本語で行なうためにリソースの一部が変更されて
- います。日本語化のためだけではなく、 THINK C への移植に伴うものもあります。
- したがって、オリジナルの Eudora 1.3.1 のリソースと入れ替えしただけでは日本語
- を通す英語版(JE版)を作ることはできません。添付の JE13 Plug-in を参考にして
- ください。
- また、Eudora-Jでの機能追加のために追加されたリソースもあります。STR# ID=8800
- の変更はしないでください。
-
-
- ●ヘッダ、フッタに日本語を含む印刷フォントについて
- 印刷の際のフォントは操作メニューの「設定変更...」で行なえますが、印刷時のヘッ
- ダやフッタはオリジナル版では文字化けします。このヘッダやフッタに日本語が含ま
- れているときの Eudora-J のデフォルトは本文印刷フォントとなっています。(ただ
- し書式はボールドです。日本語を含まない場合はオリジナルと同じ Timesです。)
- STR# リソースの ID=7000 String 22 で、この日本語ヘッダ、フッタの印刷フォント
- を指定することができます。Eudora-J のデフォルトではここは空欄となっており、印
- 刷フォントを使用します。System J1-6.0.7 などでは中ゴシックを指定しておくのが
- 適当かと思います。
-
-
- ●「常時Cc:に自分宛」のスイッチ
- Eudora-J 1.3.2 から新たに「常時Cc:に自分宛」というスイッチを設けています。
- このスイッチがオンの場合、新規メッセージ、返事などのメッセージを送る際に自動
- 的に Cc:フィールドに me の文字列を設定します。"me" の動作についてはオリジナル
- のマニュアルを参照してください。
-
-
- ●「常時引用元を表記」のスイッチ
- 引用文のヘッダは、オリジナルでは「全関係者へ返事」のモードでなければ使用でき
- ません。(「全関係者へ返事」スイッチがオン、またはオフの状態でオプションキー
- を押しながら「返事」を実行)
- 「全関係者へ返事」モード以外でも常時引用文ヘッダが付く「常時引用元を表記」の
- スイッチを設けました。
- デフォルトでは「At 時間, 送ってきた相手の名前 wrote:」の形式で引用文のヘッダ
- が付きます。STR# ID=8200の5番目を「^0 さんが ^1ごろに「^2」の件で:」に変更す
- ると、「送ってきた相手の名前 さんが 時間ごろに「表題」の件で:」となります。
- これを実現するプラグインファイルが「quote header」です。
-
-
- ●「配達証明付き郵便」のスイッチ
- Eudora-J 1.3.3 から「配達証明付き郵便」のスイッチを追加しました。これは自分
- の出したメールが相手のマシンに到着したことを知らせる返事のメールを受け取るた
- めに Return-Receipt-To: ヘッダを追加するためのオン/オフです。相手がメールを
- 読んだ確認にはなりません。到着を知らせるメールが返ってくるのでネットワークの
- トラフィックが増えます。使用の際には以上のことに留意してください。
- デフォルトはオフです。
- 1.3.3J7 からは、送信メッセージ編集ウインドウのアイコンバーに一時変更のための
- アイコンを設けました。
- 1.3.4J8 では、送信メッセージ編集ウインドウのアイコンバーの右端のアイコンが
- ポップアップになっており、この中にあります。
-
-
- ●「引用文に相手名」、「相手名は次候補」のスイッチ
- Eudora-J 1.3.3 から「引用文に相手名」のスイッチを追加しました。引用文の行頭
- にはデフォルトでは ">" (STR# ID=7000のString 9で定義)ですが、このスイッチ
- がオンだと、この引用符の前に相手の名前を挿入します。挿入される相手の名前は
- From:行の書式によって変わります。また、1.3.3J7からは「相手名は次候補」のス
- イッチを追加しました。このスイッチは「引用文に相手名」がオンの時のみ設定可能
- なスイッチです。From:行の書式によっては次候補も同じ場合があります。
-
- From: 引用文の行頭 次候補
- nakata@asics.co.jp nakata> nakata>
- nakata@asics.co.jp (中田 了) 中田> 中田 了>
- nakata@asics.co.jp (中田杏実) 中田杏実> 中田杏実>
- nakata@asics.co.jp (中田 杏実) 中田> 杏実>
- nakata@asics.co.jp (Nakata Satoru/中田 了) 中田> Nakata>
- nakata@asics.co.jp (中田/Nakata Satoru) 中田> Nakata>
- nakata@asics.co.jp (Nakata Satoru) Nakata> Satoru>
- nakata@asics.co.jp (NAKATA,Satoru) NAKATA> Satoru>
- S.Nakata <nakata@asics.co.jp> S.Nakata> S.Nakata>
- S Nakata <nakata@asics.co.jp> S Nakata> S Nakata>
- S. Nakata <nakata@asics.co.jp> Nakata> Nakata>
- Satoru Nakata <nakata@asics.co.jp> Satoru> Nakata>
- S.Nakata/中田 <nakata@asics.co.jp> 中田> S.Nakata
-
- といったところです。なお、これらのスイッチがオンでも「転送」や「引用として
- ペースト」では効果がありません。
-
-
- ●「半角カナを通す」
- デフォルトでは、JIS漢字変換使用時に半角カナを含むメッセージを送信しようとす
- るとエラー(1.3.3 J5 から)となります。英文での「ノ、メ、モ、ェなど」マック
- のドキュメントでよく目にする文字が、この JIS半角カナに相当します。 JIS半角カ
- ナは8ビット目が立っている1バイト文字となっており、メッセージを中継するマシ
- ンによっては8ビット目をゼロにリセットすることがあります。インターネット向け
- には使用しないのが原則のようです。
- それでも半角カナを使いたい(あるいは、これに相当する8ビット英字を、知らぬ間
- に使ってしまう。)かたのために「半角カナを通す」設定ができるようにしてありま
- す。
- 1.3.4J8 では、送信メッセージ編集ウインドウのアイコンバーの右端のアイコンが
- ポップアップになっており、この中でのみ設定が可能となっています。
- 半角カナを含んでいることに気付かずに送信した場合のエラーメッセージには該当す
- る部分の文字列を表示するようにしましたので、そこで確認してください。ただし、
- 該当文字を含む1行が長い文であった場合には該当部分が表示されないこともありま
- す。
-
-
- ●「MIMEヘッダ変換」のスイッチ
- このスイッチがオンですと、送信メッセージのヘッダ類に漢字を使用している場合は、
- ISO-2022-JPのB形式でエンコードします。
- 1.3.4J8 では、送信メッセージ編集ウインドウのアイコンバーに一時変更のためのア
- イコンを設けました。(「MIME」のアイコン)
- このスイッチに関係なく、受信したメッセージのヘッダがMIMEエンコードされている
- 場合は自動的にデコードします。エンコードされている本文も受信したMIMEヘッダに
- 従って(charset=ISO-8859-1 であるとか Content-Transfer-Encoding:)変換されま
- すが、Multipart はサポートしていません。
-
-
- ●「書簡箱の圧縮」を個別におこなう
- 1.3.4J8 からは、書簡箱の圧縮を従来通りの全書簡箱を一挙に実行する他に、指定の
- 書簡箱のみを圧縮することができるようになりました。操作メニューの「書簡箱の圧
- 縮」が階層メニューになっていますので、これで圧縮する書簡箱を指示します。
-
- 【重要】この機能変更に伴い、Eudora-Jが扱える書簡箱フォルダの階層数は 100から
- 80 に少なくなりました。電子メール設定ファイルに設定されている MENU リソース
- ID=1202 は 1242へと変更されます。ここで述べるのも変ですが、NewsAgent 1.482を
- お使いの方は Eudora-J 1.3.5の MENU リソースとの関係で起動時に -109 のエラーが
- 発生します。(NewsAgent 1.482 の CODE リソース ID=6 の中で、3F3C04B2 を探し
- 3F3C04DA に変更します。)
-
-
-
- ●署名について(複数の署名綴り)
- 1.3.4J8 からは、メッセージの最後に追加する署名を複数個設定することができるよ
- うになりました。これに関係するものは、操作メニューの「署名編集」,設定変更ダ
- イアログ,送信メッセージ編集ウインドウのアイコンバーの署名アイコンです。
- ・操作メニューの「署名編集」
- このサブメニューの項目は、New...,標準署名,……となっています。標準署名
- を選ぶと従来の署名編集となります。New...は、新しい署名綴りを作成します。
- 例えば「英語署名」という名前の署名綴りを新しく作った場合にはサブメニュー
- の項目に「英語署名」という項目が追加されます。標準署名以外の署名綴りを選
- 択すると署名編集用のダイアログが現われますので、そこに署名の文字列を打ち
- 込みます。その際、リターンキーは改行となり「Save」ボタンを押す代わりには
- なりません。マウスで「Save」ボタンをクリックするか、コマンドキーとともに
- リターンキーを押し下げてください。
- 標準署名以外の署名綴りを削除する時には、サブメニューから選択する際にオプ
- ションキーの押し下げとともに選択してください。
- 現在、選択されている署名綴りにはチェックマークがついています。
- ・設定変更ダイアログ
- ダイアログの右下のほうにデフォルトの署名綴りを設定するためのポップアップ
- があります。
- ・アイコンバーの署名アイコン
- 送信メッセージ編集ウインドウのアイコンバーにある署名用のアイコンはポップ
- アップになっています。署名アイコンのみのクリックは、署名をメッセージに追
- 加するか否かの選択となっています。ポップアップから署名綴りを選ぶとメッセー
- ジに追加する署名を変更します。この変更は、そのメッセージにだけ適用するも
- のではなく、デフォルトの署名綴り自体を設定し直します。他のアイコンバーの
- ものと違うことに気をつけてください。一時的変更ではありません。
-
- (参考)STR# ID=9000.1 で「標準署名」のための署名綴り名称を変更することができ
- ます。
- 追加された署名の内容は、「電子メール設定」ファイルの TEXT リソースと
- して保管されています。使用環境によっては Eudora-J の署名以外の内容を
- 含むことがあるかもしれません。
-
-
- ●インライン変換機能
- 1.3.4J8 からインライン変換を一部サポートしました。送信メッセージ編集ウインド
- ウとテキストウインドウでインライン入力ができます。このインライン変換は、使用
- システムが漢字トーク7.1 のときに利用できます。
- また、スイッチダイアログで、このインライン変換機能をオン/オフするスイッチも
- 追加されています。
-
-
- ●ヘルプファイルを分離
- 1.3.4J8 からバルーンヘルプ用文字列をアプリケーションから分離してプラグインファ
- イルとしました。System 6.0.7 でお使いの方には必要ありません。漢字トーク7.1を
- お使いの方でヘルプを必要とされる方は、Eudora-J138 Baloon を初期設定フォルダ内
- へ入れてお使いください。
-
-
- ●ファインダ用アイコンやアラートダイアログのストップアイコン等をカラー化しま
- した。(J8版)ファインダ用アイコンを見るにはデスクトップの再構築が必要です。
-
-
- ●ログファイル
- オリジナルではデフォルトでログファイルを作るようになっていますが、1.3.8(J13)
- からはデフォルトではログを取らないようにしました。これまでのプラグインファイ
- ル「no Log」の替わりに「Eudora-J Log」を用意しました。ログをとりかたの変更は
- Q & A スタックを参照ください。
-
-
- ●プラグインファイル「POP Secure」について
- これを使用すると、Eudora-J 起動後、メールの受信前に送信をおこなう場合にユーザ
- の認証を先行して実行します。これによって、X-Sender: xxxxx (Unverified) の部分
- で (Unverified) がつかなくなります。(あなたが正式な使用者であれば)
-
-
-
- ※※※ 既知の不具合 ※※※
- ・アプリケーションを終了できなくなることがある。(アプリケーションメモリサイズ
- を増やすといくらかはマシになるような気もする。)
-
- ・返事を出すときに、引用部分が全文にならないことがある。(暴走の前兆ですので、
- できるだけ早く、一旦アプリを終了させると良い。)
-
- ・日本語で長いタイトルのメッセージを印刷しようとすると印刷できない。
-
-
-
- ※※※ 機能追加の要望など ※※※
- ・ニックネームの階層化
- ・常に Bcc: に自分宛
- ・Reply-To: ヘッダの追加(一時的に変更できるもの)
- ・引用文の行頭(">" とか "中田>")を、事前登録済みの相手の場合については自動変更
- する機能
- ・書簡箱へ自動振り分けするための簡易スクリプトの実装
- ・uuencode 機能の追加
-
- 以上
-
- 中田 了